こんにちわ,Isamu(@yusukebe029)です。
野鳥観察データベースとして名の知れたeBIRDの日本語版が日本野鳥の会とコーネル大学の協力により、公開されています。
サントリーHDの協賛による貢献も大きいです。
誰でも無料で利用でき、活用すればバードウォッチングライフ充実が間違い無しのツールなので紹介したいと思います。
目次
eBird Japan
そもそもeBirdとは「野鳥観察に関するデータベース」であり、世界中のたくさんのバードウォッチャーが参加し、各地で観察した野鳥の報告が集められています。
なんでも、ここで収集した情報は科学研究プロジェクトの一環として、学術的な貢献も期待できるのだとか…
eBird Japanっていうのは文字通りJapanが入っていますから、日本語で利用できるサービスになります。
eBird Japanは2021年11月1日に公開されましたので、それまではeBirdを英語で我慢して使っている少数ユーザがいるくらいでした。
しかし、日本語版eBird(eBird Japan)が公開されたことで、日本でも多くのバードウォッチャーが参加し、皆さん各地で観察した野鳥情報を寄せているようです。
日本野鳥の会プレスリリースでは2022年4月時点で利用者が4000人にものぼっているとのことです。
世界規模だと70万以上の人が利用していることから、まだまだ数は少ないです。
これから先、この記事を読んだ人も含めて、日本のバードウォッチャーの皆さんも積極的に参加して、野鳥の観察情報を未来のために役立ててみませんか?
変わりゆく野鳥の生息環境
つい2年ほど前に探鳥を始めた私にしてみれば、年月の変化は感じ取れません。
しかし、周りでは昔に比べて野鳥の住む環境は変わってしまったと見聞きします。
代表的なものだと、カワセミです。
カワセミは昔も都市の河川などで頻繁に見られていたらしいのですが、産業発展の副産物である環境汚染が川にも広がり、都市部から姿を消したらしいです。
しかし、最近では環境保全の動きが活発化し、環境が改善されたことでまたカワセミが都市部で見られるようになったと聞きます。
ついで、渡り鳥についてです。
例えば、BIRDER2022年4月号ではアカショウビンの飛来について記事を掲載していました。
こちらは減っているとは逆に、北海道以南ではアカショウビンの飛来数は増加しているとのことでした。
これは環境や気候の変化も影響しているのでしょうか。
洋上風力発電の話も最近耳にします。
最近、再生可能エネルギーを使った発電の導入が進み、私の住む秋田県でも沿岸部では洋上風力発電設備が建設されています。
環境アセスメントをしっかり行い、洋上風力発電や沿岸部の風量発電所などが建てられているらしいのですが、これもまた野鳥への影響が大きいです。
猛禽類などが影響を大きく受けているとのことです。
オオワシなど国の天然記念物に指定されていて、食物連鎖の頂点に君臨する王者も風車の大きなブレードにあたってしまえばひとたまりもありません。
たまに風車にあたったオオワシやオジロワシが命を落としたという知らせに胸を痛めています。
日本の発展、環境を配慮した活動を考える上で再生可能エネルギーは鍵を握っていると思われますが、人間以外の生き物との共存や、彼らの生息環境を守ることも考えないといけませんね。
以上のことから、野鳥の生息環境はめぐるましく変化しているので、eBird Japanのデータベースを活用して、環境保全への貢献度は低いと思いますが、今現在の野鳥の生息を把握するために必ず役立つでしょう。
eBirdアカウント作成
eBird Japanのページから右上のアカウント作成をクリックします。

次の画面では名前、アカウント名、パスワード、E-mailを入力して、Creat accountをクリックしてアカウントを作成します。
表記がここだけ英語になりますが、難しくないので、ちゃちゃっと入力しましょう。

eBirdアカウントを既に所有している場合、そのアカウントでログインしましょう。
eBirdアカウントと併せて、Merlin Bird IDアプリもスマホにインストールしておくといいでしょう。
詳しくは以下の記事に譲りますが、観察したとくの状況、写真、音声で野鳥種を特定できる優れたアプリです。

eBirdにはスマートフォンにインストールできるアプリもiOS用、Android用で別途用意されています。
個人的には観察種の入力が多くなるので、PCで済ませる場合が多いです。
チェックリスト投稿方法
これまで野鳥観察して貯めていた情報をデータベースに入力するのがもうキツイことなんの。
大分時間はかかってストレスですが、これまで見た観察情報を入力してしまいましょう。
上部のメニューで「投稿」をクリックします。

チェックリスト投稿は3ステップで簡単に完了します。
先ず、どこで(Where)バードウォッチングしたか入力です。
過去に入力した場所はリストで選べますし、初めての場所は地域を入力すると地図が出てそこからピックアップできます。
注意:地域の入力は英語でお願いします。また、◯◯公園など詳しい場所じゃなくて、日本だと都道府県を入力するといいでしょう。
私の場合は Akita です。
すると、候補としてAkita, Japanなどと出てきますので、それを選択します。

次に、日付(When)とどうやって(How)、どのくらい(How long)観察したのか入力します。


「過去の」を選択すると、時間など入力しなくても、続けるから最後の項目に進めます。
こういった情報も入力項目になるので、マメな人はバードウォッチングの際、記録しておいてもいいかもですね。
私はズボラなので忘れがちです。
最後は、観察種と個体数の入力です。
リストから選んでもいいですし、右上の検索に名前を日本語で打ってピックアップしても良いです。
名前の左の空欄には観察した数を入力しましょう。


ここで1種類だけ入力して投稿するを押すと、上のような赤画面の警告が出てきます。
承認するでOKなので、それで投稿できます。
入力済みのチェックリストはHome画面の完全なチェックリストをクリックして確認できます。

入力済のチェックリストは後から編集可能です。
また、重複して入力したチェックリストがないかも確認できます。
eBird Japan概要
最後にeBird Japan画面について紹介しておきます。
マイeBirdで自分の登録したチェックリストや、画像、音声などが確認できます。

下にスクロールしていくと、最新情報が掲載されています。
冒頭で紹介したMerlinアプリについても載っていますね。

更に下がると、eBirdの全統計データが記載され、報告場所のランキングなども作成されています。
さらに、写真で高評価されたものもピックアップされています。
画像と音声のアップについては別記事で紹介したいと思います。


珍しい鳥についてもピックアップされています。
このように他バードウォッチャーが報告された野鳥がタイムラインで表示されていて、他の人はどんな場所でどんな鳥を観察しているのか、確認して楽しめます。
最後に
私は1月ごとにまとめてeBirdに登録しています。
ここで何種類観察したのか確認できますし、過去にどんな観察したのか思い出せます。
eBird貢献だけでなく、自分の備忘録としても使えるので大変助かっています。
他にも野鳥に関する記事を執筆しているので、興味あればご一読下さい。








Isamu
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