野鳥図鑑「ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑」のすすめと野鳥図鑑の選び方

野鳥図鑑「ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑」のすすめと野鳥図鑑の選び方

こんにちわ,Isamu(@yusukebe029)です。

探鳥に出かけるたびに、初めてみた野鳥に出会ったら皆さんはどうしますか?

現代っ子ならスマホ!って感じだと思いますが、「色+野鳥」で検索するぐらいじゃないですか?

野鳥図鑑を持っていたほうが、すばやく調べられてその野鳥について詳しく知ることができるので、これから探鳥を始めてみたい方には野鳥図鑑の購入をおすすめします。

野鳥図鑑について

基本事項

野鳥を種類ごとにまとめたもので、各鳥の特徴や暮らしている環境、生活、季節ごとの暮らし、渡りなど基本的な事項についてまとめています。

また、最近の図鑑は発展しており、

・鳴き声(QRコードから読み込み)

・野鳥に関連した単語集

・バードウォッチングの仕方

などが掲載されていることがあります。

写真とイラスト

図鑑には大きく「写真」と「イラスト」の2つのうちどちらかが掲載されて野鳥を説明しています。

私はどちらかと言えば、写真の図鑑をおすすめします。

Isamu

イラストをみて本物を見てみてもいまいち判断に自信がつかなくて、結局実写のほうが良い!という結論になりました。

イラストも細部まで特徴付けして書かれていて大変見やすいが、似たような種を判別する際に私のような素人では判別が出来ないデメリットがあります。

結局、ネットで写真を検索してしまうこと…

写真ならば、本物の写真が図鑑に載っているため、自分で撮った写真と見比べることができます。

図鑑「ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑」

この図鑑について

私が初めて購入した図鑑です。

事前にいくつか調べた中から購入を決めましたが、購入の決めてとなったのは野鳥が実写で載っていることと、野鳥の中でも代表的な種類324種が掲載されていること、です。

日本にいる野鳥の種類は?

日本鳥学会「日本鳥類目録」では542種が掲載、

日本野鳥の会「フィールドガイド日本の野鳥」では約600種を紹介されています。

数が違うのは”種”や”野鳥”の定義,”日本種”などによって定義が異なる為,種類の数に差異が生じていると考えられます。

それでも日本には大体500~600種類もの野鳥が生息していることになります。

この図鑑は代表的な種をメインで掲載しているため、日本の全ての野鳥は掲載されていませんが、2年間探鳥して野鳥をこの図鑑を使って判別した私の感想としては”十分”というのが正直なところです。

書籍(図鑑)詳細

石田 光史著

樋口 広芳監修

出版社 ナツメ社

¥1650(税込)※記事執筆当時

ISBN: 978-4-8163-5803-6

図鑑のリンク

おすすめ① 巻頭の一覧

図鑑の巻頭に、体の大きさごと(スズメ大、ムクドリ大など)に野鳥名と写真を一覧表示しています。

ここから自分が見た野鳥を見つけて、もっと詳しく知るため1ページにまとめてあるページ数に移動してその鳥をじっくり空ベルことができます。

この巻頭の一覧表から個別の鳥が詳細に書かれたページに移動するまでがスムーズで簡単に野鳥を識別できます。

おすすめ② 1ページ1羽にまとめた解説ページ

見開きで左右のページに1羽ずつ野鳥が掲載されています。

カワセミやシジュウカラなど特定の鳥は見開きでページが確保されていて内容も重厚です。

オスとメスで区別して写真を掲載し、夏羽と冬羽の違い、止まりと飛びものなど実写が多く掲載され、種の特定に大いに貢献してくれます。

ページ上部にQRコード(鳴き声、さえずり)が付与され、スマホなどで読み取って音声も聞くことができます。

おすすめ③ 巻末に探鳥スキルアップのノウハウが掲載

巻末には付録として、樹木図鑑、野鳥がよく食べる木の実の厳選、バードウォッチングスタイルの紹介、鳥見環境(都市公園、湖沼、山地など)などが掲載されています。

また、鳥の用語解説が初心者には優しいです。

野鳥に関する情報を集めていると、留鳥・迷鳥、渡り、越夏・越冬、タカ柱など初めて聞くワードも多い。

一回聞いて”?”でもこの巻末の鳥の用語を読み込めば、立派なバードウォッチャーに成長できるぜ!!

野鳥図鑑の選び方

前述したとおり、野鳥図鑑は写真が掲載されているものをおすすめします。

野鳥にあまり詳しくない、これから鳥を勉強していこうとやる気みなぎる方にとって、イラストの図鑑は種の判別のハードルを上げてしまい、探鳥のやる気メータがダウンしてしまいます。

カワセミやオオワシなど、ひと目みればはっきり○○○だ!と判る野鳥もいる一方で、種によっては特徴を見分け、それなりの経験をもって特定しないといけない種類の鳥もいます。

私もたまに図鑑で特定する寸前までいって、やっぱり2択、3択となって迷ってしまう鳥がいます。

なので題名にもある通り”ぱっと見わけ観察を楽しむ”野鳥図鑑のような写真が豊富に掲載された図鑑を購入されることをおすすめします。

最新の野鳥の動向、調査・研究状況を知りたい方は日本野鳥の会日本鳥学会などに入会して、会報を開けばそれらの情報が入手できます。

先ずは一冊写真付きの野鳥図鑑を買って、もっと野鳥の知識を増やしたい!もっとたくさんの野鳥について知りたい!ということであれば、

・日本の野鳥の種類がほぼ網羅された図鑑(決定版 日本の野鳥650など)

・地域ごとに野鳥をまとめた図鑑

・種類ごとに野鳥をまとめた専門性の高い図鑑(モノグラフ図鑑とも呼ばれる)

など自分の目的にあった図鑑を購入して、2冊目、3冊目で自分の知識をさらに磨けるようにしていければ良いでしょう。

最後に

野鳥図鑑は野鳥の種類の特定に役立つ探鳥の神器といっても過言ではないです。

ここでは「ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑」を紹介しました。

図鑑を開いてから、種類を特定するまでスピーディにできる一冊です。

探鳥を初めてみようと思っている方はぜひ候補の一冊として検討してもらえれば幸いです。

他にも、探鳥で役立つ機材やカメラの機材などについてレビューを書いています。

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Isamu

最後まで読んでくれてありがとうございました!

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