RICOH・GRIII まとめレビュー!ハイスペ高級コンデジ

サムネ・GRⅢ

こんにちわ,Isamu(@yusukebe029)です。

RICOHコンデジ「 GRIII」を手に入れて、しばらく経ちましたのでレビュー書いてみたいと思います。

町中のスナップ撮影、観光や探鳥での風景写真の撮影などでGRIIIは絶賛活躍中です。

高級コンデジと名高いGRIIIの魅力をお伝えします。

この記事の概要

GRIIIの基本スペックや撮影で役立つ各種機能について説明します。実際にGRIIIで撮影した写真を掲載します。GRIIIではどんな撮影が出来て、どんな写真が撮影できるのかご覧ください。

GRIII基本スペック

GRIII外観

基本スペック

・有効画素数 2,424万画素

・撮像センサー APS-Cサイズ

・高速・高精度オートフォーカス

・ISO 100〜102,400

・4段手ブレ補正

・質量 約257g

GRシリーズ「GRII」の後継機種にあたります。

前機種に比べ、スペックは格段に向上しています。

有効画素数とセンサーサイズ

GRIIIの有効画素数は「2,424万画素」

1,620万画素のGRIIと比べて画素数は高くなっています。

また、センサーサイズはAPS-Cサイズで、コンデジなのに大きめの撮像センサーを搭載しています。

比較的高画素機であることから、一眼レフカメラやミラーレス一眼にも引けを取らないポテンシャルを持っています。

Photons to Photos でこれまで使用した機種で比較を行いました。

比較結果>>>クリック

Sony機種には負けず劣らずといった結果になりましたが、他の一眼レフカメラやミラーレス一眼と比較し、Photographic Dynamic Rangeは低ISO帯では高い値でした。

ISO感度を低く抑えた撮影においてはGRIIIの描写性能は優れていると言えそうです。

この後の実写レビューでも述べますが、実際に撮影で使ってみてその性能には驚かされます。

画素数の多い少ないことのメリット・デメリットについて学びたい人は以下の記事をご参考に。

画素数が高いとトリミング耐性が良く、逆にISO感度が悪くなるなどトレードオフの関係にあるようです。

GRIIIはAPS-Cサイズの撮像センサー搭載ですが、こんなにコンパクトなの?っていうほど小型カメラです。

センサーサイズについて知りたい人は以下の記事をご参考に。

オートフォーカス機能

像面位相差検出“と”コントラスト検出“によるハイブリッド方式を採用

いわゆるハイブリッドAFによるオートフォーカスでピント合わせが高速かつ高精度にできます。

像面位相差AFは高速ピント合わせ、コントラストAFは優れたピント精度(高精度)の特徴を活かし、両者の良いとこ取りをしたのがハイブリッドAFになります。

さらに、GRIIIでは背面液晶パネルを指でタッチして、タッチAFでピント合わせが可能です。

手ブレ補正とISO感度

GRシリーズコンデジ初の手ブレ補正がGRIIIには搭載されています。

4段の3軸方向に対応した手ブレ補正で、何でも撮像素子を磁石で動かし、角度や回転のブレ、3軸方向の補正を行ってくれるいるようです。

また、ISO感度の上限は102,400であり、ここまで高いISO感度での撮影は滅多に行わないですが、ISO感度を上げて手持ちでの夜景やイルミネーション撮影において真価を発揮する仕様となっています。

シャッタースピードを0.6秒に設定した手持ち撮影でも優秀な手ブレ補正のおかげでブレのない写真がかんたんに撮影できます。

軽量でコンパクトなボディ

APS-Cサイズセンサーのような大きいサイズのセンサーを搭載しているにも関わらず「幅109mm×高さ62mm×奥行き33mm」の小型ボティとなっています。

その重さも約257gと軽量なことからかなり洗練された設計となっているようです。

GRIIIの機能紹介

クロップ機能で焦点距離を変化

GRIIIはズーム機能は付いていませんが、クロップ機能で焦点距離を28mm、35mm、50mmにして撮影できます。

私はFnボタンにこのクロップ機能を割り当てて、すぐ画角を調整して撮影できるようにしています。

クロップ機能でも画角の調整が難しいときは、自分の足で動いて構図を整えます。

Isamu

感覚としては単焦点レンズを使っている感覚に近いです。

最大3つの登録が可能なユーザ(U)モード

GRIIIのスナップ撮影写真を見ていると「モノクロ写真」が多く目に付きます。

GRIIIはモードダイヤルにユーザモードを3つまで登録でき、私はこの1つにモノクロ撮影に特化した設定を登録しています。

他の2つには「風景撮影で使える設定」「ポートレイトで使える設定」をそれぞれ割り当てています。

モードダイヤルを回すだけですぐ撮影できるので、設定しておくと後々便利でしょう。

驚異の記憶容量「内蔵メモリー」

パソコンにデータを移したあとにSDカードをカメラに戻し忘れたことは誰しもあるでしょう。

GRIIIでもSDカード入れ忘れとやってしまったとき、SDカード無しで撮影してみましたが、なんとRAW+JPEGで48枚(合計96枚)内蔵メモリーに保存できました。

内蔵メモリーからはメニューの「再生設定」の項目からSDカードにコピーできるので後でデータを移せばOKです。

少数ならSDカード無しでも撮影できるのはすごいことだと思います。

NDフィルターとローパスセレクター

内蔵NDフィルターとローパスセレクターによって撮影をアシストしてくれます。

NDフィルターはオートに設定しておけば、カメラ側で判断してNDフィルターを使うか使わないか決定してくれます。

光量が多い場所での撮影ではNDフィルターのおかげで白飛びした写真が撮れるのを防いでくれます。

モアレを低減するローパスセレクターは「強」「弱」「オフ」と設定できるので状況に合わせて設定しています。

カメラでRAW現像とJPEG画質補正

カメラ内でRAW現像とJPEG画質補正ができるのもGRIIIの特徴です。

撮影した写真をちょちょっと現像して、そのまますぐスマホに転送すればSNSなどに容易にアップロードできます

パソコンを介さず、手軽にモバイル機器に撮影写真を転送できるので、スマホ×GRIIIの相性はとても良いです。

GRIIIとカメラとの連携はBluetoothか無線LANで接続が可能です。

専用アプリ「Image Sync」を使って、簡単に写真を転送できます。

実写レビュー

スナップ写真から紹介していきます。

これらの写真はRAWあるいはJPEGレタッチで加工しています。

函館八幡宮の花手水

函館八幡宮で撮影した花手水です。

水に生けられたアジサイはとてもキレイです。

尚、写真の現像には「Luminar4」を使っています。

直感的な操作で写真を簡単に現像できるのでおすすめの買切り版現像ソフトです。

メジャーな現像ソフトでいえばAdobe Lightroomがありますが、以下の記事でLuminarとの比較をしています。

Adobe・Lightroom 6(買切り版)による写真の現像Adobe・Lightroom 6(買切り版)による写真の現像

マクロモードを使った接写でもアジサイをキレイに撮ることが出来ました。

函館八幡宮の花手水については以下の記事に詳しくまとめています。

サムネ・函館八幡宮花手水函館八幡宮・インスタ映えする花手水の撮影記

函館恵山からの朝日

函館市街地から自動車で40分ほど走ると到着する恵山(えさん)。

陽が水平線から登ってくるので絶好の朝日撮影スポットです。

カメラ内臓のNDフィルターフィルターが光量を抑えてくれて、白飛びすることなく撮影できました。

恵山は良い撮影スポットが多くあります。以下の記事にまとめています。

サムネ・恵山撮影スポット見ておいて損はない!函館市恵山町の観光・撮影スポット

秋田の猫さん

秋田市の道端で出会った猫さんです。

ズームができないので逃げられないように近寄らないといけないですが、思ったよりも手強かったです。

動物撮影においてGRIIIはやや不利です。

スナップや風景撮影との相性は良いように思えます。

セリオンタワーからの夜景

セリオン港から三脚を立てて撮影した工場夜景です。

シャッタースピードを長くした長秒露光で夜の少ない光量もバッチリ取り込みます。

セリオンタワーには写真に写っている風車もあるので秋田市の王道撮影スポットといって良いでしょう。

道の駅秋田港ポートタワー・セリオンと沿岸の風力発電地帯

仁別国民の森

仁別国民の森の青々とした風景写真もバッチリ撮影できます。

秋田市仁別にはキャンプ場、太平山登山道、植物園、ダム公園など余暇を楽しむスポットが多いです。

サムネ・仁別自然休養林仁別自然休養林(仁別国民の森)で自然散策と森林浴|2021シーズン

秋田市河辺の「伏伸の滝」

秋田市河辺にある渓流域です。

手持ちでスローシャッターを切ったら撮影できてしまって驚きました。

シャッタースピードは1秒以上に設定いましたが、制御で0.6秒ほどに抑えられていました。

手持ち撮影でもこれだけの滝が撮影できるなんてすごいカメラですね。

秋田市河辺もネイチャー豊かなスポットです。

サムネ・伏伸の滝殿渕・伏伸の滝・舟作の秋田鵜養(うやしない)地域の渓流と滝見スポット

グルメ写真

函館市内にあるラーニキッチンのナンとカレーです。

暖色系の表現も良く、美味しそうなナンでした。

函館から北海道中央方向に向い、八雲町のハーベスタ八雲のハンバーグです。

開放にしすぎたせいか(F値2.8ほど)だったためか奥の野菜たちがボケてしまいました。

八雲町は北海道の中でも2つの海に面する特殊な町です。

ハーベスタ八雲も有名な場所なので一度は行ってみるべきです。

ハーベスター八雲&噴火湾パノラマパーク in 八雲町

Luminar4でAIスカイ・リプレースメント

GRIIIで撮影した風景写真の空をLuminar4のAI技術「スカイ・リプレースメント」を使って空を置換してみました。

AI技術を使えばこんなこともできるなんて驚きです。

これが元の写真です。

それが空を日が差した空に置換すると下のようになります。

Luminarについては下調べしてよく知っていましたが、いざ自分がやってみると本当にあっという間に変わってビックリしてしまいました。

ついでにもう一枚。

元写真です。

スカイ・リプレースメントすると下のようになりました。

イメージがガラリと変わって、面白いですよね。

撮った写真を自分で楽しむ分にはLuminarは最高のツールのようです。

最後に

GRIIIの仕様や使って便利な機能など紹介しました。

高級コンデジというくらいで、値段は¥10万弱とけっして安くはないですが、あれば気軽に素晴らしい写真がとれる良いカメラです。

他にもカメラのレビュー記事は書いていますので、カメラを購入を検討している人はあわせて読んでみて下さい。

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Isamu

最後まで読んでくれてありがとうございました!

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