クロップ技術を駆使したSNS受けする野鳥写真・Canonレンズ

こんにちわ,Isamu(@yusukebe029)です。

InstagramなどのSNSを見ると,クロップされた動物写真などをよく見かける。

Instagramを気合入れてやってみることにした件」でも触れたが,画面いっぱいの野鳥写真はフィーチャーアカウントにフィーチャーされる確率が高いようだ。

そこで今回は撮影した野鳥写真(ISO感度が異なる)をクロップしてみたので、そのクロップ限界とクロップ後の写真を公開する。

この記事の概要

ISO感度が違う写真をクロップして気づいたことを記載。クロップすることを念頭に、撮影で気をつけることを記載。アマチュアでも良い野鳥写真が撮れるかどうかおすすめレンズを紹介。

題材の選定(カワセミくん)

題材は,野鳥の中でも、最近やっと見つけたカワセミくん。

カワセミを見つけたいなら以下の記事を参考にしてください。

撮影写真のクロップ

使用レンズはTAMRON100-400mm(EFマウント)

撮影焦点距離は400mm(35mm判換算で640mm相当)

ISO320 f/7.1 1/320秒」の設定で撮影した。

クロップ前のカワセミくん

これがクロップなしの生の写真だ。

このままだとノイズの影響など,特に気になるレベルではない。

しかし,このままInstagramなどに投稿しても野鳥が小さすぎて、もらえる『いいね!』も決して多くはないだろう。

そこでクロップの出番だ。

クロップエリアを記載した写真

赤枠内側の範囲にクロップしたのが以下の写真になる。

クロップ後のカワセミくん

これが画像の粗さやノイズが目立たない限界のトリミングだ。

ISO320 f/6.3 1/320秒」で撮影した写真がこれだ。

お魚くわえたカワセミくん

ISO320だとノイズも少なく,画面いっぱいにクロップしてもノイズが目立ない。

次は木の枝に止まっているカワセミを撮影した写真(クロップ済)だ。

ISO1600 f/6.3 1/320秒

クロップ済カワセミくん

ISO感度が1600になるとノイズが目立ち,このレベルのクロップでも厳しい状況だ。

木の陰に隠れたカワセミを撮影したが,明るさが十分確保できず,ISO感度がオートで上がってしまった。

クロップする写真の撮影テク

撮影モード

野鳥撮影時にはシャッター優先(Tv)モードをよく使う。

ISO感度、絞りは共にオート,シャッタースピードだけを自分で調整して撮影する。

留まりもの(木の枝などにとまっている野鳥)を撮影するときは,シャッタースピードは1/100秒1/80秒あたりまで遅くしていいだろう。

手持ち撮影でもブレないといわれるシャッタースピードは「1/焦点距離」だ。TAMRON100-400mmのテレ端400mmだとブレないシャッタースピードは1/400秒だ。

これより遅いシャッタースピードでは写真がブレてしまうことが多い。

でも一脚を使えば、シャッタースピードを遅くしてもブレを抑制し、撮影することが可能だ

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一脚で撮影

Tvモードだとシャッタースピードを遅くしないと,ISO感度が上がってしまう。

シャッタースピードを遅くしたいところだが,ブレが生じる。

これを防ぐためには「一脚」を活用しよう。

一脚を使うことでブレを防ぎ,撮影を確実なものにできるのだ!

ISOは200以下に抑えることを目標に、シャッタースピードの調整と一脚を駆使して気合入れて撮影しような

これはISO感度200で撮影したカワセミだ。

今回はかなりクロップして撮影したが,ノイズは特に気にならないな。

超クロップのカワセミくん

ほんとカワセミは綺麗ですな〜

アマチュア向け野鳥撮影おすすめEF&RFレンズ

プロや野鳥命!の人たちみたいにレンズ1本に百万円以上も投資するのは現実的ではない。

超望遠レンズには劣るもの,コスパが良い野鳥撮影に向くレンズを検討したのでご紹介しておく。

EF300mm f/4

巷では「サンヨン」と呼ばれる実績あるレンズだ。

カワセミ撮影においても使用者が多いことで有名で,次項で紹介する「EF400mm f5.6」と購入を検討中だ。

望遠単焦点レンズの中では,焦点距離がやや短いが,描写力の高さがこのレンズの売りともいえる。

購入価格は新品で¥150,000ほどだ(参考値)。

中古なら¥72,000ほどになる。

焦点距離の延ばしたいときはエクステンダー「EF 1.4× Ⅱ」を使い、焦点距離が×1.4となり,APS-C機だと672mm相当の焦点距離で撮影ができる。

注)エクステンダーを使うとF値が1段階下がる。EF300mm f/4にEF1.4×Ⅱを使うとf/4→f/5.6になるので注意だ。

エクステンダーを使うメリット・デメリットはしっかりおさえておくといいだろう。

EF400mm f/5.6

EF300mm f/4よりも焦点距離が長い単焦点レンズだ。

現在(2021年7月時点)は既に販売が終了しており,中古価格で¥100,000〜¥120,000ほどだ。

EF400mm f/5.6にEF1.4×Ⅱを使えば,APS-C機で896mm相当になる。

エクステンダーEFx1.4装着時にはF値が1段階下がり,f/8になる。

最小の開放がf/8だと,木の陰や森林などで野鳥を撮影するときどうなのだろう?と疑問を抱き,なかなか購入に踏み切れていないのが現状だ。

実写レビューでは描写力が良くクセのあるレンズだが,撮影でも活躍の予感を感じる。

RF600 & 800mm f/11

RF600mmRF800mmはRFマウントの望遠単焦点レンズだ。

f/11と暗いレンズだが,三桁の諭吉が必要な600/800mレンズの超望遠領域がアマチュアにも手も届く価格で手に入る。

このレンズはEOS R5/6と組み合わせて強力な手ブレ補正でカバーしつつ撮影するユニークな使い方が売りらしい。

800mmなどの大砲レンズは素人には現実的ではありませんので,超望遠域を味わってみたい気持ちは強い。

ボディ側が高価なのでこれはハイアマチュア向けだと思う。

最後に

風景がみえる野鳥撮影が私の思い描く理想の撮影だ。

しかし、野鳥を拡大したクロップ写真はSNSで一目されること間違いないので、この記事で紹介したことが少しでもみんなの役に立ち事を願っている。

ピント合わせ,撮影パラメータの設定,レンズの選定など野鳥撮影は奥が深く、沼にハマりそうだ。

Isamu

最後まで読んでくれて感謝だ!

他にもレンズに関する記事を執筆したのでよろしければご一読いただければ幸いだ。

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