EF400mm F4 DO IS USM 超望遠単焦点

こんにちわ,Isamuです。

今回はCanonのEFレンズ『EF 400mm F4 DO IS USM』について撮影した写真を公開するとともに、使用感などお伝えしたいと思います。

EF 400m F4 DO IS USMレンズについて

手持ちできる超望遠単焦点、そういったレビューをネット記事や配信動画でちらほら見かけます。

実際に扱ってみても、本体重量は1,940gですが、撮影して振り回しても苦にならないです。

カメラを構えたまま、ずっと同じポーズだと、そりゃ疲れますが、ストラップなどをうまく使って手を休ませれば、手持ちでも十分に扱えるといったところです。

肝心の描写性能については、私は他のレンズと比較できるほど、レンズ使用経験が多くはありませんので、撮影した写真で各自判断してください。

使用ボティはEOS R7です。

アカショウビン・ヤマセミ

F2.8の明るいレンズほどではないですが、F4レンズなので、暗所でも割りといけます。

アカショウビンを撮ってみましたが、羽がしっかり解像していて、さすが超望遠単焦点クオリティといったところです。

発売から20年は経ってますが、EOS R7に付けても、特に違和感なく使用できます。

ほとんどオートフォーカスでピントをあわせにいきますが、ピントが合わないといったことは少ないです。

ヤマセミの飛びものです。

オートフォーカスは余裕で合焦しますし、シャッタースピードを適切に設定すれば、飛びもの撮影もOKです。

飛びもの・止まりもの、オートフォーカスでピントは合いますが、歩留まりでいえば決して高くはないです。そのため、ワンショットより、連射であたりをだしていきます。

EOS R7側の設定は以下の記事にまとめていますので、もしこの組み合わせで使用する方がいましたら、参考になさってください。

EOS R7+EFレンズの設定(野生鳥獣撮影用)

イカル・オオルリ

距離10m以下で撮影したオオルリです。

羽まで解像しています。

ただ、逆光だったので、露出がうまくあわずに、Luminar現像で黒つぶれしたオオルリを補正しています。

木々の入り組んだところにいる野鳥もこのように合焦します。

どうしてもピントが合わないと感じたときは、デフォーカスしてMFピント合わせで対応します。

木の芽を食すイカルです。

木々の奥にいたオオルリです。

これはオートフォーカスでしたが、R7のAF性能は結構優秀だと思います。

オオワシ・オジロワシ

冬の風物詩、鷲類の撮影においてもこのレンズは本領発揮してくれます。

冬の秋田は天候が優れない場合が多いので、シャッタースピードとISO感度の調整に注意して、撮影すればオオワシ飛翔もこんな感じで撮れます。

羽ばたき始めのオオワシです。

コンティニュアスAFにしておけば、ピントを合わせておいて、飛び立っても追従してくれます。

止まりものもばっちし合焦です。

これは距離50m以上離れていたので、画質的にはちょっと問題ありです。

続いてオジロワシです。

オオワシ同様に、止まりもの・飛びもの問題なく撮影できます。

逆光になってしまうと、ちょっと写りがどうなのかな…?って感じです。

他のレビュー記事を拝見すると、Lレンズでない、逆光耐性が弱い、などネガティブレビューを見つける一方で、手持ちで使える、撮影性能も十分、超望遠単焦点の中では比較的安価、などポジティブなレビューもあります。

EF 400mm F4 DO IS USMレンズは使用者によって使用感・感想が分かれるようなので、自分だったらどんな感じで超望遠単焦点を使いたいのか、イメージしてから購入を検討したほうがいいでしょう。

手持ちで超望遠単焦点を振り回したい、歩きながら野鳥散策、といったスタイルの方には合いそうです。

その他鳥たち(平野・森林)

背景がけっこうボケてくれるので、野鳥を撮ると映えます。

手持ちで散策しながら撮影しているときは、距離10〜20mくらいのレンジで狙う事が多いです。

木陰にいたエナガです。

陽の光と影のある状況ではなかなか撮影しづらいです。

急な飛び出しにも余裕でついていきます。

RFレンズじゃなくても、R7はEFレンズで十分使えるのでありがたいです。

これは秋口に撮影したトビです。

背景が結構ボケるので、きれいな紅葉をバックに撮影できました。

その他鳥たち(水辺)

田んぼに集まっていたタゲリを撮影です。

近距離だとしっかり解像してくれます。

50m以上離れた場所のカンムリカイツブリです。

400mmの焦点距離なので、APS-CサイズセンサーのR7だと、560mmになります。

私はExtender EF 1.4xIIIを持っていますので、焦点距離は最大で400×1.6×1.4=896mmまで伸ばすことができます。流石に、Extender有りだと、画質が落ちているのを感じますが、遠くにいるオオワシなど鷲類を狙うときなど限定的に使用しています。

上空を飛ぶマガンです。

編隊を組み、ある方向に向かって皆賢明に羽ばたいています。

おまけですが、こんな感じで風景も撮れます。

最後に

EF 400mm F4 DO IS USMレンズは手持ちでき、散策しながら野鳥を撮影する方にはおすすめのレンズかと思います。

私の場合、購入時は18万ほどで、ショッピングローンを利用しましたので、あまり負担をかけずに超望遠単焦点を手に入れました。

難点としては、Canonや点検委託会社における修理対応期間はすでに終了しているので、壊れればオワタです。

そのあたりは20年前のレンズなので仕方がないので、中古を買うことになりますが、もし使いたいなら状態の良いものを購入するといいでしょう。使い捨てのような感じになりますので、ハードに使う方などは注意が必要です。

値段は倍近くになりますが、後継レンズのEF 400mm F4 DO IS USM IIレンズもあるので、そちらの購入を検討してもよさそうです。

他にも、Canonレンズ・ボティについて記事にしてますので、よかったらご覧になってください。

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Isamu

最後まで読んでくれてありがとうございました!

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