初めての超望遠単焦点レンズ・Canon EF400mm F4 DO IS USM

こんにちわ,Isamuです。

今回は、私が初めて購入した超望遠単焦点レンズ Canon『EF 400mm F4 DO IS USM』について使用感だったり、特徴や作例などお伝えしたいと思います。

超望遠単焦点レンズ購入のきっかけ

機材をCanon(EOS R7)とSony(ILCE-7RM3)の二刀流にし、望遠レンズで撮影を続けてきましたが、超望遠の単焦点を扱ったことがなかったため、気になっていました。

Isamu

ま〜たいつもの気になる病ですよ。

超望遠単焦点の中でも、手持ちでも撮影ができるレンズがいいなと思っており、焦点距離としては400mmがいいのかな、と漠然と思っていました。

これまでは、単焦点レンズだと焦点距離が不変なため、焦点距離が長いと被写体がフレームアウトしたり、そもそも画角に入れられないんじゃないかと、ビビっていたところもあります。

それでも、2021年に野鳥撮影を始めて約1年半望遠撮影に没頭してきて、だいぶ写真を撮る技術も上がってきた自覚もあり、思い切って超望遠単焦点レンズの購入に踏み切ってみました。

Sonyの超望遠単焦点(400mmと600mm)は中古でも100万超えで購入不可なので、Canonの超望遠単焦点レンズを購入することにしました。

Canon EF400m F4 DO IS USMについて

Lレンズではないのですが、手持ちで撮影できる超望遠単焦点ということで人によって良否が分かれますが、評判もいい、実績のあるレンズです。

よくYoutubeを拝見させてもらっているカメラマンさんは、私が同じレンズを使ったときの感覚が似ていて、意見も参考にしています。その人が、このEFマウントのDOレンズを評価していたので、購入する勇気が湧いたといいますか、実際購入に踏み切れたところがあります。

レンズの本体重量は1,940gですが、手持ち撮影で振り回しても苦にならないです。

カメラを構えたまま、ずっと同じポーズだったり、片手で撮影のために静止、だと疲れますし、腕への負担も増えるのでやめたほうがいいですが、ストラップをうまく使って手への負担を軽減したり、三脚や一脚など支持機材を使えば、問題なく撮影が可能です。

単焦点レンズなので、ズームリングはなく、ピントリングがあるだけです。

レンズスイッチは、AF/MF切替、フォーカスリミッター、手ぶれ補正ON/OFF、手ぶれ補正モードのスイッチが備わっています。

レンズの図体もそんなに大きいものではなく、手持ちでの撮影には十分対応ができます。

作例

アカショウビン・ヤマセミ

F2.8の明るいレンズほどではないですが、F4レンズなので、暗所でもいけます。

アカショウビンを撮ってみましたが、羽がしっかり解像していて、さすが超望遠単焦点クオリティといったところです。

発売から20年は経ってますが、EOS R7に付けても、問題なく使用できます。

ほとんどオートフォーカスでピントをあわせにいきますが、ピントが合わないといったことは少ないです。

ヤマセミの飛びものです。

オートフォーカスは余裕で合焦しますし、シャッタースピードを適切に設定すれば問題なく撮影可能です。

飛びもの・止まりもの、オートフォーカスでピントは合いますが、歩留まりでいえば決して高くはないです。そのため、ワンショットより、サーボAFにして連射することであたりをだしてます。

EOS R7側の設定は以下の記事にまとめていますので、もしこの組み合わせで使用する方がいましたら、参考になさってください。

EOS R7+EFレンズの設定(野生鳥獣撮影用)

イカル・オオルリ

距離10m以下で撮影したオオルリです。

羽まで解像しています。ただ、逆光だったのが反省点です。

木々の入り組んだところにいる野鳥も余裕で合焦できます。

どうしてもピントが合わないと感じたときは、デフォーカスしてMFでピント合わせしています。

木の芽を食すイカルです。

木々の奥にいたオオルリです。

これはオートフォーカスでしたが、R7のAF性能は優秀だと思います。

オオワシ・オジロワシ

冬の風物詩、海鷲の撮影においてもこのレンズは本領発揮してくれます。

冬の秋田は天候が優れない場合が多いので、シャッタースピードとISO感度の調整に注意して、撮影すればオオワシの飛翔も撮れます。

羽ばたき始めのオオワシです。

サーボAFにしておけば、ピントを常に合わせ続けるので、飛び立つ動きにも追従してAFしてくれます。

止まりものもばっちし合焦です。

これは距離50m以上離れていたので、画質が厳しいところがあります。

続いてオジロワシです。

オオワシ同様に、止まりもの・飛びもの問題なく撮影できます。

逆光になってしまうと、ちょっと写りがどうなのかな…?って感じです。

初手フレームに入らない、フレームIN中のフレームアウト問題に悩まされますが、これも慣れです。

使い始めて数ヶ月ほどで、私はカメラを構えてすぐに被写体を画角に入れられるようになりました。

一概に超望遠単焦点レンズをずっと使っていれば使いこなせるようになるわけでなく、レンズの特徴を掴む他、撮る被写体の動きを見切ることも重要です。

超望遠単焦点レンズで野鳥などを撮影するとなると、自分で使ってみて撮影における課題を抽出し、それを克服するように撮影技術を向上させる、また補填させていくような応用力も必要かと思います。

EF400mm F4L IS USMを使ってみて・使用感

このレンズのレビューを拝見すると、以下のようなネガティブなものが多々見られます。

・Lレンズでないゆえ画質が…

・逆光耐性が弱い

などです。一方で、Lレンズでないのに描写力が良い、超望遠単焦点の中でも携帯性もいいので手持ちでも撮影できる、価格も超望遠単焦点の中では安価など、良レビューも見られます。

逆光耐性は、私は逆光で撮らないのでわからないですが、超望遠レンズあるあるの陽炎にはよく悩まされています。

特に、天気の良い日は気をつけないと、もろに陽炎にやられてしまいます。

また、古いレンズなのかわからないですが、ブレの影響を多く受けるレンズだと認識しています。

そのため、なるべく三脚に据えて撮影していますし、手持ちの際も車の上に置いてレンズを固定したり、体の一部で固定して撮ったりと工夫をかなりしています。

Lレンズじゃないですが、画質は普通に良いと思うので、中古20万以下で購入したいと思っている人にはおすすめの超望遠単焦点レンズですね。

さらに、手持ちで超望遠単焦点を振り回したい、歩きながら野鳥散策、といったスタイルをご所望の方と相性が良いと思います。

作例続き・いろんな被写体

背景がけっこうボケてくれるので、野鳥を撮ると映えます。

手持ちで散策しながら撮影しているときは、距離10〜20mくらいのレンジで狙う事が多いです。

木陰にいたエナガです。

陽の光と影のある状況ではなかなか撮影しづらいです。

急な飛び出しにも余裕でついていきます。

RFレンズじゃなくても、R7はEFレンズで十分撮れるのでありがたいです。

これは秋口に撮影したトビです。

背景が結構ボケるので、きれいな紅葉をバックに撮影できました。

田んぼに集まっていたタゲリを撮りました。

50m以上離れた場所のカンムリカイツブリです。

400mmの焦点距離なので、APS-CサイズセンサーのR7だと、560mmになります。

私はExtender EF 1.4xIIIを持っていますので、焦点距離は最大で400×1.6×1.4=896mmまで伸ばすことができます。流石に、Extender有りだと、画質が落ちているのを感じますが、遠くにいるオオワシなど鷲類を狙うときなど積極的に使用しています。

上空を飛ぶマガンです。

編隊を組み、ある方向に向かって皆賢明に羽ばたいています。

まとめ

Canon EF400mm F4 DO IS USMは手持ちでも撮影可能で、散策しながら野鳥を撮影する方にはおすすめの超望遠単焦点レンズだと思います。

私の場合、購入時は18万ほどで、ショッピングローンを利用しましたので、あまり負担をかけずに超望遠単焦点を手に入れました。

難点としては、Canonや点検委託会社における修理対応期間はすでに終了しているので、壊れればオワタです。

そのあたりは20年前のレンズなので仕方がないので、割り切って買っていますが、もし使いたいなら状態の良いものを購入するといいでしょう。

値段は倍近くになりますが、後継レンズのEF 400mm F4 DO IS USM IIレンズもあるので、そちらの購入を検討してもよさそうです。というか絶対II型のほうが良さそうです。

カメラ機材に関する記事を書いていますので、興味ある方はご覧になってください。

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Isamu

最後まで読んでくれてありがとうございました!

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