春到来、雪解けの秋田で鳥見

こんにちわ、勇です。

今年の秋田の冬は暖冬でした。3月から雪解けが進み、早い段階で山へ入ることができました。

3月中旬から下旬は鳥の気配が薄かったのですが、4月に入ると春の渡りを感じることができるほど、主に山で色んな野鳥が見られるようになりました。

この記事では、2025年春に観察した野鳥についてまとめています。

使用した機材一覧

春なのにまだ居残っている冬鳥たち

4月に入っても、ツグミやベニマシコ、オオマシコなどを観察できるのが秋田の春の特徴です。

中旬にかけて見かけなくなりますが、雪解けの景色のなか冬鳥を見るのが密かな楽しみとなっています。

芽吹きそうな木の枝にとまるベニマシコです。

赤色の鳥を見かけると思わず足を止めて観察したくなるんですよね。

これはオオマシコでしょうか。雪景色にこの赤はよく映えますね。

曇り空を背景にマヒワを撮りました。

近距離で観察できたので、解像させることができました。

カワラヒワくんです。

冬の海鳥観察をリセットする気持ちで、山でいろんな鳥を撮って、新鮮さを味わっています。

奥山へと足を進めると

奥山を車で走っていると、頭上を飛行する猛禽類が目に入りました。

春の時期はまだ木々が芽吹いていないので、見通しがきいて周囲を見渡せます。そのおかげで、野鳥などを発見しやすいのです。

クマタカの成鳥を発見しました。

これまで若個体は何度か目にしましたが、成鳥を見る機会に恵まれていなかったので、これはラッキーでしたね。

しばらく、クマタカを観察していると近くで「ピィーッ!ピィーッ!」と甲高い声が聞こえてきました。

すると、クマタカはその声に呼応するように、スクランブル発進を決めました。

クマタカの飛んでいったあたりをよく見ると、若個体が木にとまってジッとしていました。

さっきの鳴き声はこの若個体だったのですね。おそらく親子でしょう。

さらに山奥へ足を進めると、路上にヤマドリが顔を出していました。

色が地味なので、本当に直前まで気づかなくて、いきなりバサバサッ!!って飛び立ってしまうので、油断禁物です。

エナガが巣材?を集めているのでしょうか。ここから繁殖が始まるのでしょうか。

新しい発見でした。

トラツグミが枝でジッとしていました。

枝が被ってピントがもっていかれるので、MFでピント合わせして撮影しています。

α7RVならトラッキングで瞳にピントを合わせてくれるので楽なのですが、百発百中じゃないので、もしものときに備えてMFでピント合わせして保険で写真を撮っています。

これは、アカハラでしょうか。

似たような種がいるので判別に困りますが、春はこうして多くの野鳥に会うことができます。

水鳥の観察

渓流で水鳥の観察を行いました。

メインはヤマセミですが、春先はオシドリをよく見かけるので、そちらも熱心に観察しました。

カワウです。ここ最近、よく見かけるようになりました。

都市公園や山間部などでもそれなりの数を見かけます。

橋から下を覗き込むと、オシドリがちょうどいて、勢いよく飛び立ってしまいました。

上からのアングルで撮ることはあまりないので、記念に載せておきます。

オシドリ夫婦ですね。仲良く川の護岸を歩いていました。

こちらもオシドリのペア飛翔です。

バックが芽吹き前の木々で、紫色の背景になりました。背景をどうするかも、野鳥撮影では重要になりますね。

心地よい”さえずり”に導かれて

渓流の源流部を散策していると、鳥たちの心地よいさえずりが聞こえてきます。

川に近すぎると、川の流れる音であまり聞こえませんが、少し離れると鳥のさえずりがよく聞こえる距離というのがあります。

春は日本三鳴鳥(ウグイス、オオルリ、コマドリ)のほか、ミソサザイなど、春を感じさせてくれる声をたくさん聞くことができるので楽しいです。

「ジーッジーッ!」これはカワガラスですね。

よく水面ギリギリを羽をばたつかせて低空飛行しています。

ちょうど引っかかっていた木にとまってくれたので一枚撮影しました。

かなり暗い、朝方の撮影だったので、ISO感度が6400を余裕で超えてくれましたが、なんとかミソサザイを撮影することができました。

ISO感度を下げようとして、シャッタースピードを下げると、ブレが生じる。今後はシャッタースピードを上げると、ISO感度が上がると、感度とシャッタースピードのせめぎ合いにいつも苦戦しております。

現像で補正はしているのですが、ISO感度が8000とかになると、ベチョって潰れた感じになるのが嫌ですね。

また、なんともならんのですが…

しばらく観察していると、珍しいポーズをしてくれました。

そんな枝にとまらなくてもいいのに(汗)

もう少し明るければ、タラレバですが、より解像できたのかな、といったところです。

でも近距離でこれだけ撮れたので、これはこれで良しですかな。

コマドリとの出会い

2025年の成果の1つとして、コマドリとの出会いがあります。

コマドリは日本三鳴鳥の1種で、これまでウグイスとオオルリは観察できていましたが、コマドリだけ見つけられずにいました。

山奥の源流部で確認したコマドリです。

時折、その心地よいさえずりが聞こえてきて、その声を頼りにオレンジ色の鳥を追いかけました。

苔むした大木に立つコマドリ。

苔がいい雰囲気を醸し出していて、コマドリ撮影に外せない要素ですね。

近距離で撮影したコマドリです。

オレンジ、グレー、白色の毛で構成されている特徴的な鳥です。

場所も暗いところなので、ISO感度の上昇に注意しながら、撮影を行いました。

コマドリ観察の帰り道、木の枝にとまるオオルリを見つけました。

独特のさえずりが聞こえてきていたので、このあたりにはかなりの数が飛来していると思われます。

キセキレイは渓流で頻繁に出会う野鳥です。

黄色の体毛が特徴で、人の気配で飛び去ったかと思うと、水辺やあぜ道に出てきたりします。

警戒心が強いのやら、弱いのやら。

岩場にとまるキセキレイ。

飛び出す瞬間を狙って撮影してみました。

背景をボカして、どこかを見つめるキセキレイを撮ってみました。

最後に

さぁ、これから完全に雪が溶け、木々の枝から芽吹く季節となります。

今年はどんな野鳥の出会えるのか、どんな姿を私の前で見せてくれるのか、楽しみで期待が高まります。

今年の春の成果はコマドリに出会えたこと、来シーズンはもう少し時間をかけて観察に徹したいですね。

このブログでは、秋田の自然や野生動物などの写真を公開しています。また、私のこれまでの写真活動をまとめている記事もありますので、よかったらご覧になってください。

それでは!最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました!!

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