こんにちわ、勇です。
春〜秋シーズンはツキノワグマを追っている私ですが、彼らの冬眠する冬の間は海岸で海鷲の観察に徹していします。
この記事では、2025年の年始から暮春にかけて観察したオオワシの写真を掲載したいと思います。
<使用した機材一覧>
- Sony ILCE-7RM5
- Sony ILCE-7RM3(バックアップ、ほぼ使用していない)
- FE200-600mm F5.6-6.3 G OSS
- SEL20TC
目次
凍らぬ河川、木上のオオワシ観察
昨年から懸念したいた河川が凍結しない問題に苦心しております。
氷上の海鷲は冬らしさを表現できるので出来れば撮影したいところですが、いかんせん気温が下がって河川や湖沼などが凍らないとフィールドが完成しないのです。
そのため毎週、週末が近づくたびに天気予報をみては最低気温をチェックして、祈りながら現地に向かっている次第であります。

タラレバ言っても仕方ないので、オオワシを探します。
木の上にとまるオオワシを発見しました。このオオワシはこのあたりでたまに見かける個体ですね。

しばらく木にとまっていたので、しばらくオオワシを観察していると、エンゼルポーズをしてくれました!
ラッキーです。生き物の生態を観察する者としては、ただ図鑑のような写真を撮るのではなく、その生き様を狙って撮影することに動物撮影者としての使命を感じております。

夜明けです。ここからオオワシの一日が始まります。
塒(ねぐら)から大木に向かって飛んできてとまったオオワシを日の出の空とともに撮影してみました。

朝日を浴びているオオワシは綺麗ですね。
オオワシといっしょに浴びる朝日は格別ですな。

オオワシの飛行を間近で捉えることに成功しました。
全翼長2mを超える大きな身体で力強く羽ばたく姿を見ると興奮しっぱなしです。

これまでマークしていなかった場所でオオワシが捕らえた魚を食べているのを目撃しました。
今後、巡回ポイントに追加せねばですな。

強風の日、オオワシが風に耐えながら木にとまっていました。
風で毛根付近が丸見えだよ。

しばらく観察していたオオワシがソワソワしだしました。
いったいどうしたんだい?

「クワックワックワックワッッ!!」けたたましく鳴きはじめました。
あたりを見合わすと大きな猛禽類が近づいてきました。

オジロワシの牽制!オオワシも鳴き声で応戦します。
このオオワシは小柄なのでオジロワシやトビなどから、よくちょっかいをかけられています。頑張れオオワシ。

とまっているのも疲れたのか、片足をおろし、翼を広げて休憩のようです。
水上でのオオワシからみ
河川が凍らない中でも、あまり見ないオオワシの姿を捉えることができました。

水面から突き出た木の枝にとまるオオワシです。
こんなところにもオオワシはいるので、油断できないですね。

大空を舞うオオワシです。
快晴の少ない秋田の空をオオワシが力強く舞います。

空中でもトビたちと小競り合いが発生。
大柄でも機敏な動きで空中戦を制していました。

空中を旋回していたオオワシが雪山をバックに下降を始めました。

体を捻りながら、風に逆らわずにどんどんスピードを上げて下降していきます。
目指すは水面。オオワシの貴重な狩りの瞬間が拝めるぞ!!

カワウの群れの中に飛び込み、足を勢いよく突っ込みます。

狩りは失敗だったようで、何も捕らることなく、高度を上げてこちらに戻ってきました。
流石に遠すぎだべ。

別のポイントで、見たことないオオワシを見つけました。
ここのオオワシも要チェックですね。
やっと凍った河川、氷上のオオワシ
2月中旬にやっと河川が凍り始めました。
これで氷上のオオワシを観察することができます。

オオワシが捕らえた獲物を啄んでいました。
間近でオオワシの捕食シーンを見れるなんてラッキーでした。

氷上でじっとするオオワシ。
こうなったら長いのよ。時間はあるし、まったりオオワシ観察に徹しました。

オオワシが狩りをするのは魚だけではありません。
アイサ類やガンなども狩りの対象なのです。この時は捕らえたばかりのアイサを持って安全なところに持っていくオオワシに出会えました。
アイサぐらい大きな獲物になると、飛行することは難しく、ほとんど地面を這いながら滑空していきました。

アイサを捕食していると、カラスやトビ、オジロワシが集まってきました。
自分の獲物を守るためにオオワシも必死で応戦します。

水面が完全に凍結し、その上に雪が積もりました。
その中でも、お立ち台になった上にオオワシがとまっていました。距離100m以上なので画質は期待できないですね。

大木にとまるオオワシです。
いまにも飛び出そうとタイミングを伺っています。

飛び出す瞬間を狙って、はい、チーズ!
オオワシの飛翔シーンはダイナミックなので積極的に狙っていきます。

この日はかなり冷え込んだ晴れでした。
モヤがかかる空をオオワシが飛行していました。空のグラデーションと地面から立ち上る朝靄が幻想的でした。

オオワシとオジロワシが1本の木にとまっていました。
ハラハラしながら見守っています。

2羽同時に飛び出し、牽制し合いながら飛行しています。
一緒に画角に入れて、撮影してみました。
新個体との出会い
今シーズンとは、これまでいかなかった場所を訪問し、多くのオオワシ新個体との出会いがありました。

電線にとまるオオワシ。
思ったより近くで撮影できました。

飛び出す瞬間を狙って撮影しました。
翼を広げて今にも飛び立とうとしています。

こちらは、いつもオオワシを見かける場所で電柱にとまるオオワシを発見したときのものです。
このオオワシはやや警戒心が強いので、撮影するのも一苦労です。

飛び出そうとする瞬間と捉えました。
ばんざーい!これからオオワシ飛び立ちまーす!

氷の上のオオワシも飽きてきたので、藪漕ぎして川岸まで突き進み水面ギリギリから撮ってみました。
誰にも撮れないオオワシを、これを心に留めて、来る日も来る日もオオワシを観察しています。

大木にオジロワシとともに留まっていたオオワシがお尻をクッとあげてうんちをしました。
このシーンもタイミング次第なので、運よく撮れて良かったです。ダジャレじゃないヨ。
お魚ハンティングのオオワシ
オオワシを観察する中でも、狩りの瞬間ほど興奮するものはありません。
だが、いつどこでするのかわからないので、運要素が強いのも否めません。

お魚を狩り終えた後、大木の上で食事するオオワシです。
夢中で捕らえた獲物を啄んでいます。

このとき捕らえたお魚はかなりのビックサイズでした。
食べられるのか、と心配でしたが、ゆっくり時間をかけて平らげました。

お魚をゲットした後、こちらに向かって飛んでくるオオワシです。
いつか間近でオオワシが魚狙ってダイブする瞬間を激写したいです。
暮春に現れる個体とオオワシ若
北帰の3月になると、今までに見かけなかった個体を見かけるようになります。
きっと南下していた個体が一足早い北帰で一時的に秋田に滞在しているのでしょう。

おや?見かけない顔だな、君は。
凛々しさがあって、どことなく落ち着きのある個体ですね。

しばらく見ていると、うんちしました。
お尻が反対向きなので、決定的瞬間は撮れませんでした。

11月に秋田に一番乗りして、その後、行方不明になっていた個体と再開を果たしました。
私と行動圏が違っていたのか、秋田にはいたのでしょうか。
そんなことを考えながら、オオワシを観察している今日このごろでした。

小さな木にオオワシがカラスの大群に囲まれてとまっていました。
びっくり風景ですね。思わず双眼鏡で二度見してしまいました。

これは年末に目撃のあったオオワシ若個体です。
3月のこの時期に見かけたということは、どこか別の場所で越冬したのか、それともひっそりと秋田にいたのか、想像を巡らせるだけで楽しいものです。

その木には、以前別のオオワシがとまっていました。
若個体は成鳥に攻撃されたりするので、このオオワシが十数羽のオオワシがひしめくこの場所で居場所を勝ち取るのはなかなか難しいと思います。

田んぼでまったりする、オオワシ若さん。
若さん、また来シーズンもオオワシらしく成鳥して、秋田に来てくれるといいですね。待ってますぞ!
最後に
3月中旬からオオワシの北帰が始まります。
このオオワシは、2025年3月の最後の訪問で撮影したものです。

雪の溶け、徐々に暖かくなってきた秋田。オオワシもカムチャツカ地方が恋しくなってきたのではないでしょうか。
北帰すると、すぐに繁殖が始まります。
秋田でゆっくり羽休めできたでしょうか。また、来シーズンも来てくれることを祈念して、本記事を締めさせてもらいます。
このブログでは、秋田の自然や野生動物などの写真を公開しています。また、私のこれまでの写真活動をまとめている記事もありますので、よかったらご覧になってください。
それでは!最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました!!
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