ニホンツキノワグマ

こんにちわ、勇です。

秋田で撮影していると、クマに遭遇する機会は少なくないです。これまでの経験から彼らを刺激しなければ襲いかかってくることはなく、比較的おとなしい動物だと認識しています。

ここに掲載されている写真は車の中から撮影した写真です。

はじめてクマを見た日

私がツキノワグマと初めて出会ったのは2021年11月6日のことです。

当時、風景撮影のため秋田の山奥に車で向かっているとき、偶然、脇道の道路上にツキノワグマがいるのを見つけました。

このときは、ビビってすぐにその場を離れましたが、身近にはこんなにも大きな生き物がいるんだと、関心を持ったことをいまでも鮮明に覚えています。

春のクマ

クマ関係の書籍を読むと、クマは冬眠から目覚めた後、昨秋に地面に落ちたどんぐるや動物の死骸、多肉食の植物などを食べるようです。その後、山菜類が育ってくると、それらを主食とするようです。

春先に渓流と並行する小道を進んで、雪解け具合を確かめていたところ、雪上に残るクマらしき足跡を見つけました。まだ3月20日だというのに、どうやらクマは冬眠から目覚め活動しているようです。

別の場所でも、小さな沢沿いにクマの足跡が点々を続いていました。大きさからしてそれほど大きいものではないと思います。この日は3月23日でした。

雪が溶け、木々の芽吹きが始まると、人々は根曲がり竹という細長いたけのこを求めて山に入ります。ちょうど同時期には、クマがたけのこを好んで食べるので、人と遭遇して重大事故が発生する傾向にあります。

山菜採りの方に話を聞くと、渓流で山菜をとっていると、たまに川沿いを歩くクマを見かけるとのことでした。

初夏のクマ

6月に入ると、ヤマザクラやヤマグワなどの実が熟し、ツキノワグマが木に登りだします。

早朝、目的地に向かって車を走らせていると、道路脇の大きなヤマグワの木に登るツキノワグマの親子を見つけました。

田んぼの中にいた小柄のツキノワグマが草藪を突っ切りながら、森の中に帰っていきました。基本的にクマは相手を見つけたら一目散に逃走を選択するようです。

こちらも早朝、また山奥へ向かって車を走らせていると、道中の集落を抜けていくツキノワグマ親子を偶然見つけました。小川の草藪から突然姿を現し、小道をスタスタと抜けて歩いていきました。

夏のクマ

うだるような暑さが続いたある日、郊外の市道を車で走っていると、やや小柄なツキノワグマが車道に出てきていました。

夏はツキノワグマにとって食べ物が少なくなるようで、杉の木を剥いで幹をかじる杉剥ぎや、葉、岩の裏に巣作ったアリたち、木などに巣を作った蜂の巣など、とにかくなんでも食べて腹を満たします。

オニグルミの実も夏のクマの食べ物の1つです。クルミは成熟してしまうと、殻が固くなりクマでも砕くのは容易ではありません。しかし、未成熟の実であれば割と簡単に噛み砕けるようで、渋で口の中を真っ黒にしながらも渋々と食べているようです。

夏に道路脇で草をモリモリ食べていた、やや小柄なツキノワグマです。その後、法面を器用に登って森の中に消えていきました。

ダム湖の堤頂に立って、下を見下ろすと、草がガサガサ動きました。じっとその様子を観察していると、大きめのツキノワグマが草藪から現れました。

秋のクマ

ブナやコナラ、ミズナラなどはツキノワグマにとって秋の主要な食べ物があります。これらが運悪くすべて凶作となると、山に食べ物がなくなり、里にクマが出没するようです。

里では、栗、米、柿など人里にある食べ物を食べて、冬眠に向けて腹を満たすようです。

米なんか食べて腹の足しになるのだろうか?

早朝にヤマセミ狙いで川の中流・上流域まで車を走らせていると、薄暗くわかりにくいですが、ツキノワグマの親子が佇んでいました。

山奥に群生する山栗のもとにツキノワグマが来ていました。道路脇の沢のようになっている、見下ろせる場所なのですが、懸命に栗を食べていました。

こちらも廃村となった場所の近くに生えた栗の木にツキノワグマの親子が来ていました。

母グマのお腹を見れば分かりますが、10月末ということで脂肪がたくさん蓄積していることがわかります。子連れなので交尾はしていないと思われますが、良い栄養状態で越冬するようです。

冬のクマ

ある書籍によると、秋田では大山が冠雪したらクマは山へ帰って冬眠する、と記されています。

私は雪が積もるまで山でヤマセミを撮影していますが、肌感で11月第2週くらいになると、クマを見かける頻度が減ります。

クマの冬眠場所は急峻な崖などの洞穴や大きな木の根元、樹洞などと言われています。雪が本格的に降る前に草々に山へ帰り冬眠場所を探して、食べ物がなくなる前に冬眠へと移行するようです。

ただ、近年は地球温暖化の進行か、なにが真実かはわかりませんが、地球の環境が変わり始めています。暖冬の年もちらほらあり、地面が見えていたりしていると、食べ物が見つかるので冬眠しないクマというのも一定数いるようです。

これは海岸近くの道路脇に残されたクマの足跡です。大きさはそこまで大きくないですが、年明けだというのにクマが活動しているところに驚きです。

ツキノワグマのフィールドサイン

昨今、クマを多く見かけるようになったと言っても、ノラネコみたいにそこら辺にうじゃうじゃいるわけではないです。あたりを注意深く観察すると、クマがそこにいたサインを見つけることができます。

クマのうんこはフィールドサインとして学者も拾って研究したりしています。

最後に

ここまで記事を書いてみて改めて思ったのは、一年を通じてクマを感じない時はないということです。

自然豊かなフィールドで動物たちの生き生きとした瞬間を撮るために、日々精を出していますが、車移動以外でのクマとの遭遇はゴメンですね。

みなさんもクマについての正しい知識を身に着けて、安全に生活を送ってほしいです。

ここまで読んでくださいまして、ありがとうございました。以下では関連記事、写真現像機材、最新投稿、クマ対策グッズ、おすすめ野鳥図鑑、勉強になるクマ本を紹介しています。

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私が撮影データの現像で使用しているハードやソフトについては以下の通りです。私はプロではないので、自分が納得いく作品が作れるなら、あらゆる技術を駆使して、理想の映像を追求しています。

現像
  • Apple iMac & Macbook Air
  • DxO Pure Raw 3(公式サイト
    役割:ノイズ除去、高解像・シャープネス処理。PureRawを導入してから暗所での撮影が楽になりました。ISO感度を犠牲にして(許容は6400以下)、シャッタースピードを上げて動物の瞬間を切り取れます。
  • Skylum Liminar 4(公式サイト
    役割:RawデータからJpegデータへ書き出し。明るさ、シャープネス、ノイズ除去など微調整で使用しています。買い切り板の現像ソフトなので経済的負担も少ないです。

最新の投稿

以下、私が野生動物への理解を深めるために読み込んだ書籍の一部です。機会があれば紹介したいと思います。リンク付きで載せておきますので、気になったらクリックして見てみてください。

私が重宝する野鳥観察のための図鑑や雑誌

  1. ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑、樋口広芳 監修、石田光史 著、ナツメ社、2015年3月出版、ISBN:9784816358036
  2. 決定版 日本の野鳥650、真木広造 写真、大西敏一・五百澤日丸 解説、平凡社、2014年2月出版、ISBN:9784582542523
  3. BIRDER、BIRDER編集部、文一総合出版、毎月発刊、定期購読あり

最近のクマ出没の問題をうけて、私が使用しているクマ対策グッズを紹介しています。山で割とクマに会う私の使用品ですので、クマが怖いからクマ鈴やクマスプレーを買おうと思うのだけどどれを買っていいか分からない方はぜひ参考にしてください。

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