こんにちわ、勇(いさむ)です。
今回は、2025年晩秋から初冬にかけてSony ILCE-7RM5で撮影した冬鳥たちと、オジロワシやオオワシなどの海鷲たちについて取り上げたいと思います。
目次
はじめに
2025年の秋はクマの出没が問題となっていましたが、11月中旬くらいにはクマの出没も収束に向かってきたように感じています。2年前のクマ大出没の時も11月中旬からクマを見かけなくなりました。おそらく多くの個体は冬眠のため山に帰ったのでしょう。
クマの姿を見かけなくなるのと同時に鳥の出も悪くなったので、だいたい11月中旬を境にして山での撮影に区切りをつけ、冬季は海辺での撮影に切り替えています。
海辺での冬鳥たちの生き生きとした瞬間を撮影することを目標にして、今季も足繁くフィールドに通いたいと思います。また、人にも、動物たちにも迷惑をかけないストレスフリー撮影を実行し、撮影活動の過程も常識のある活動にしようと思います。多くは語りませんが、最近は反面教師にすることを多く経験し、作品創作にかかる見えない部分も大切にしようと思っている次第です。
冬鳥の飛来
在宅の時、深夜に上空からハクチョウたちの「グワッグワッ」という鳴き声が聞こえてくるようになりました。おそらくハクチョウが編隊を組んで北方から渡ってきているのでしょう。この声を聞くと、冬がすぐそこまで来ているんだな、と感慨にふけってしまいます。

自宅近くの田んぼに群れで滞在していたオオハクチョウです。落穂を食べているようでした。

渡り時の飛行は高度が高いのですが、越冬地に滞在していて餌場を変える時は高度を低くして飛んでいることが多いです。
α7RVなら、AFエリアをゾーンに設定しておいて、コンティニュアスAF[AF-C]にすれば、簡単にピント合わせできるので、私は大体この設定で野鳥たちを撮影しています。

虹がかかりました。雨模様の空だったのですが、雲の隙間からお日様が顔をのぞかせてくれました。
虹は太陽を背にして、差し込む太陽光と観察者の視線が交わる角度が大体40度くらいで虹が見えますので、虹が出そうな天気の場合、位置を調整して、虹と鳥を待ったりしています。
タイミングよくハクチョウたちが虹を背に飛行してくれたので撮影してみました。

陽炎がすごい(汗)
ガンの仲間のヒシクイですね。冬になると農耕地などで観察できます。
この子を見つけたときは1羽で田んぼでじっとしていました。集団で行動するのをよく見るので、怪我して飛べないのか、不安が頭をよぎり心配になりましたが、どうしようも出来ないのでその場を後にしました。

河川ではカンムリカイツブリが大きな魚を丸呑みしています。
以前、アオサギが魚を丸呑みする瞬間を目撃したことがありますが、水鳥にはこのように大きさ魚を主食としている種もいるみたいです。
水面にいる野鳥を撮影するときはAFにかけ方に注意が必要です。水面から上方にすくい上げるようにAFを動作させると、水面にピントを持っていかれるので、α7RVならゾーンより小さいフレキシブル拡張スポットなどに設定して上から下方向にかぶせるように野鳥を狙ってピントを合わせるようにしています。
今回は水面にプカプカ浮かんでいる鳥だったので、ピントあわせは簡単なほうでしたが、水面ギリギリを飛行する水鳥や、猛禽類が魚を狙ってダイブするシーンではピント合わせがよりシビアになってくるでしょう。

ユリカモメが水面よりやや高い場所を飛んでくれました。たまには観察するか、と謎の使命感から、しばらくユリカモメと戯れていました。



あまり私を気にしていないのか、距離20mほど離れた場所をふわふわ飛んでくれました。コンディションは秋晴れだったので、背景もきれいにボケていい写真が撮れました♪
このようなシーンでは、コンティニュアスAFとAFエリア「ゾーン」の組み合わせで問題なく撮影できますね。
シャッタースピードは1/2000 sでシャッターを切っています。
オオワシの帰還
秋田へのオオワシの飛来より早く、関西で有名な二十何年連続飛来中のオオワシに先を越されたとの情報が入ってきました。
秋田のオオワシはまだなのに、秋田以南ではもうオオワシが到着しているのかと、驚きです。
よくよく考えてみれば、渡りの距離が長いオオワシは早くに北方を出発して日本に到着するので、別に不思議なことでもないか。


それから翌週には、ついに秋田にもオオワシが渡ってきました。寿命が尽きたり、不幸な事故で命を落とすことも考えられるので、こうして無事に帰ってきてくれたことに感謝です。
さぁ、いよいよオオワシシーズンの開幕です。

もう1羽の海鷲「オジロワシ」も確認することができました。
この両海鷲は全翼長が2mほどと大きな身体のため、その迫力満点な羽ばたきにいつも魅了されています。

2羽のオジロワシが空中で一触即発の状況に見ているこちらがヒヤヒヤさせられました。
このときは接触がなく、この後は互いに別々の方向へ飛んでいきました。

観察しているフィールドは急峻な岩肌などがない、平地なのにも関わらずハヤブサをよく見かけます。
野鳥などの動物観察では、自分の想像を超えた事がよく起こるので、思い込みは厳禁と、いつも心のなかで復唱しています。
ハヤブサくんは電柱にとまったまま、じっとこちらを見つめていました。
もう1羽のレギュラーオオワシも到着
例年観察させてもらっているレギュラー格のオオワシも到着しました。
皆さん、なんと呼んでいるのかわかりませんが、私は「ピー子」と呼んでいます。

この日は天気が悪く、黒くどんよりした雲が空を占めていましたが、一瞬雲の隙間から陽光が除いた瞬間があり、たまたまピー子を観察していたため、うまく光があたった瞬間を撮影しました。
野次馬ならぬ、野次鳥としてトビくんが一緒にいて、ちょっかいかけていました。


まだ落葉していない広葉樹にオオワシがとまっていました。秋を感じる風景をバックにオオワシを撮ることが、毎年の恒例行事になりつつあります。
葉が落ちると、あとは枝(+雪)にとまるオオワシの地味なシーンしか撮れないため、例年、落葉のオオワシを撮ったらこの場所には行かないです。
このような枝の被ったシーンでピントを合わせて撮影するときには、ダイレクトマニュアルフォーカス(DMF)を使っています。シャッターボタン半押しで一度ピントをあわせ、その後レンズのピントリングを回して、マニュアルで枝の奥にいるオオワシにピントを合わせています。

どこから現れたのか、オオワシが私の背後から忽然と現れました。
驚きながらも、距離が近かったので、逃すものかとカメラを向けて連射です。頑張れ、ソニーAF!



オオワシが魚をハントしたようで、カラスに囲まれながら急ぎお食事していました。
翼をブンブン!周囲をキョロキョロ、すごい警戒状態での食事は果たしてお腹は満たされているのか?

今年は晴れの日が多く、明るい状況でオオワシを捉えることが多かったです。
このような飛翔シーンではシャッタースピードは1/1250 sでシャッターが切れます。明るく、屋外のコンディションが良いときは、シャッタースピードを1/1600 sまで上げて、撮影するようにしています。
オオワシの飛翔にも飽きてきたので、豪快に魚などを食べるシーンや狩りのダイブシーンなどでオオワシを撮れるように、さらなる観察を進めたいと思います。



11月までで、オオワシ4個体を確認しました。今年もこの場所にはオオワシが続々と集結しているようです。
上の3枚並びのオオワシの一番右の個体は未確認飛行物体です。ここに滞在してくれるのか、南下個体で立ち寄っただけなのか、わかりませんでしたが、滞在してくれたらオオワシ観察の機会も増えるので、嬉しい限りです。
最後に
11月になると、秋の肌寒さをより一層感じるようになり、数日間だけでしたが積雪もありました。
秋田も徐々に冬へ向けた準備を整えていく中、鳥たちも秋田に続々と到着して越冬の準備を進めていました。
海岸部での撮影は今年で5シーズン目に入りますが、マンネリ化せずに常に野鳥たちの新鮮な姿を捉えられるようにチャンレジアンドトライの精神で撮影活動に取り組みます。
主にオオワシやオジロワシなどの海鷲が中心となりますが、ちょくちょくアップしていきます。
関連記事を以下にリンク貼っておきますので、興味ある方はクリックして覗いてみてください。
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また、Youtubeでは「いさむのクマ日記」と題して、主にショート動画で私が山で撮影したクマ動画を不定期投稿しています。クマが自然で生きる姿をご覧になりたい方はぜひこちらも覗いてみてください。
最近のクマ出没の問題をうけて、私が使用しているクマ対策グッズを紹介しています。山で割とクマに会う私の使用品ですので、クマが怖いからクマ鈴やクマスプレーを買おうと思うのだけどどれを買っていいか分からない方はぜひ参考にしてください。
以下、私が野生動物への理解を深めるために読み込んだ書籍の一部です。機会があれば紹介したいと思います。リンク付きで載せておきますので、気になったらクリックして見てみてください。
私が重宝する野鳥観察のための図鑑や雑誌
- ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑、樋口広芳 監修、石田光史 著、ナツメ社、2015年3月出版、ISBN:9784816358036
- 決定版 日本の野鳥650、真木広造 写真、大西敏一・五百澤日丸 解説、平凡社、2014年2月出版、ISBN:9784582542523
- BIRDER、BIRDER編集部、文一総合出版、毎月発刊、定期購読あり
これまでに私が読んだツキノワグマの知識を深めるための書籍
- ツキノワグマのすべて、小池伸介著、澤井俊彦写真提供、分一総合出版、2022年出版 ★おすすめ★
- ツキノワグマの生態学、信州大学山岳科学総合研究所、オフィスエム、2011年発行
- わたしのクマ研究、小池伸介著、さ・え・ら書房、2017年出版
- ある日、森の中でクマさんのウンコに出会ったら、小池伸介著、辰巳出版、2023年出版
- 人を襲うクマ、羽根田治著、山崎晃司解説、山と渓谷社、2021年出版
- 人狩り熊、米田一彦著、つり人社、2018年出版
- ツキノワグマ、宮崎学著、偕成社、2006年出版
- 「クマの畑」をつくりました、板垣悟著、地人書館、2005年出版
- ツキノワグマを追って、米田一彦著、小峰書店、1994年出版
- ツキノワグマ、山崎晃司著、東京大学出版会、2017年出版
- 滅びゆく森の王者ツキノワグマ、皮膚件哺乳動物調査研究会編著、岐阜新聞・岐阜放送、1993年発行
- 山でクマに会う方法、米田一彦著、山と渓谷社、2011年出版
- ツキノワグマのいる森へ、米田一彦著、丸善、1999年出版
- クマが樹に登ると、小池伸介著、東海大学出版会、2013年出版
- 写真集 秋田市にはクマがいる、加藤明見、無名舎出版、2018年出版
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました!
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