こんにちわ,Isamu(@yusukebe029)です。
この記事では秋田で観察したヤマセミを掲載します。
この記事の概要
ヤマセミの生息域や生態について説明&考察します(経験談込み)。撮影したヤマセミ写真も公開。
目次
ヤマセミ Crested Kingfisher
特徴
ヤマセミはブッポウソウ目カワセミ科に属する野鳥です。
カワセミの仲間であり、日本で見られるカワセミの仲間3種のうち1種類です。
スズメ大のカワセミに比べ、ヤマセミはハト大の大きさであり、体格の違いは明白です。
生息地
主に河川や湖沼などに生息するカワセミと違い、ヤマセミは渓流やダム近辺に生息していることが多い。

町から離れた山の中で水が澄み渡った、渓流という言葉がぴったりな場所にひっそりと暮らしているのです。
水がコバルトブルーに見えるほど清らかな場所にいる可能性は高い。

ヤマセミの縄張りは3〜7kmと広く、番(つがい、♂と♀)で行動していることが多い。
ダムや山中の貯水池などを目印にして、その上流下流を探すと良いらしい。
私はよくGoogle Earthで河川沿いの道路があるところをピックアップし、ヤマセミ探しの計画を立てている。
撮影について
警戒心の強さ
警戒心が強いことで知られているヤマセミは、探鳥を初めて1年半の私が出会った野鳥の中でも警戒心はダントツで高かいと感じました。
どんな野鳥でも近づけば逃げますが、私が驚いたのは50m以上先にいたヤマセミがおそらく私に気づいて飛び立ったのです。
50m以上先にいたヤマセミを飛ばしてしまったときは「えっ!いたのか〜↓↓↓」と落胆したものです。
野鳥を探すときは「動き」と「声」を頼りに探すことは多いです。
ヤマセミは日中、木の葉などで覆われた小枝でひっそりしていることがある。
ヤマセミ探しは至難の業だと痛感した。
時期と活動時間帯
夏になるとヤマセミだけでなく、野鳥の出が悪くなると感じています。
夏場(7月から8月末)はヤマセミとの遭遇率が低かったが、秋から冬にかけてヤマセミを見れる頻度は増えました。
ヤマセミを見るおすすめ時間帯は早朝です。
私の経験ではヤマセミは人気のない朝早くに「ケッ!ケケッ!」と鳴きながら飛び回ります。
これだけ鳴いていれば、存在はすぐに察知できるし、慎重に行動すれば撮影も楽だ。
ブラインドや迷彩ネット
50m以上離れていても気づかれてしまうヤマセミは撮影できないのじゃないか?そう思われるかもしれませんね。
しかし、ある道具を使うことで人の存在を消し、ヤマセミを撮ることができます。
私の情報収集によると、ブラインドを使ってその中から撮影することがマストのようです。
留意したいのは、たとえブラインドの中に身を潜めても、完全には自然に溶け込むことはできないことです。
つまり、かなり慎重にブラインド内で行動しないと、ヤマセミは撮らせてはもらえないということです。
撮影ギャラリー
ファーストコンタクト
出合い頭とはまさにこのことを言うのでしょう。
偶然訪れた場所で地元の人に声をかけて頂き、そこに止まるよ〜なんて簡単に話すので、嘘だろう?と思いながらも、早起きして教えていただいたポイントへ行きました。
そして、10分も立たないうちに、ヤマセミが飛んできて電線に留まったではないか!

たまたまヤマセミとの間に木があり、それがブラインドの役割を果たしたのだろう。
私はじーっと動かずにカメラだけパシャパシャ、5分以上ゆっくり撮影させてもらえた。

白と黒の鹿の子模様が美しく、近くで見れば誰もが虜にされるでしょう。
♂と♀の見分け方は、胸に橙色の斑点が入っているか、いないかだ。
この個体は橙色の斑がないので♀だな。
正面から見ると、こんな感じで平べったい顔しています。

最後の写真では少し白飛びが目立つ。
ヤマセミは白を基調とするため、カメラで撮る際は露出をアンダーに調整するといい。
秋口のヤマセミ
夏が過ぎると、日の出が遅くなります。
暗い場所だとISO感度との戦いになるので、撮影は易しくなかったですね。

夏まで1匹だけかと思っていたヤマセミは、実は3匹いることが後になって判明しました。
おそらく夫婦とその子供であると推測します。

ヤマセミはツガイで行動することが多く、ときには3匹以上同時にいることもわかっている。
6,7匹が1本の木に留まっている写真をネットで見かけたときはさすがに合成じゃないか疑った程です。
狩場と水浴び場
ヤマセミには狩場と水浴び場がある。
そのポイントがわかれば、あとはヤマセミより先に場所に到着し、ブラインドに隠れてスタンバって撮影すればいいかな?
ちなみに私が観察した場所でのヤマセミの狩場と水浴び場は分かっていない。
魚を捕まえるシーンも撮影してみたいし、ヤマセミへの思いは増すばかりです。

頻繁にダイブを繰り返し、低空飛行を繰り返しています。
これが水浴びでしょうか。

水面ギリギリを飛ぶヤマセミですが、ときには空高く飛んで目的地に向かうことにあるようです。

川幅が狭く、通過するのかな?と思っていた場所はルートから外して飛んでいるようです。
最後に
この記事では秋田で観察したヤマセミについて紹介しました。
ヤマセミ探しは骨が折れるが、見つけたときの喜びは格別です。
ねこ氏
バードウォッチングでは双眼鏡を重宝します。

他にもバードウォッチングに関する記事を執筆しているので、興味あればご一読してください。



Isamu
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