私のカワセミ探鳥記 ーカワセミの探し方と初遭遇ー

サムネ・カワセミ

私のカワセミ探鳥記 ーカワセミの探し方と初遭遇ー

こんにちわ,Isamu(@yusukebe029)です。

この記事ではカワセミの探し方、私のカワセミに会うまでの苦労、撮影したカワセミの写真を掲載したいと思います。

カワセミとの初遭遇

SNS(@isamu_akita2)で多くのフォロワーたちがカワセミの写真を載っけていて羨ましく思います。

カワセミに会ったことがない私からすると、焦りともどかしさが日々増していました。

数ヶ月経てども、カワセミは見つからず、やっと出会えたときの喜びは今でも鮮明に覚えています。

場所は幼少期によく連れてきてもらった大きな池のある森でした。

時刻はお昼近かったのでちょっとみて帰ろうかなぁ〜と思っていたら、何やら水面を飛行して枝に留まったものが!

遠かったので望遠レンズ越しに飛んできたものを確認すると、カワセミではありませんか!

カワセミまでの距離は30mほどでした。

警戒心が強いのですぐ飛び立ってしまいましたが,なんとかカワセミさんも写真に収められたことは大収穫でした。

カワセミの探し方

カワセミの生息情報

調べてみると意外と身近なところにカワセミが住んでいることがわかります。

Isamu

渓流に住んでいると思っていましたが、そうとも限らないのですね。

人馴れしているカワセミは大サービスしてくれるので写真が撮りやすくて羨ましいです。

2021年に秋田に戻ってから本格的に探鳥を開始しました。

探鳥1年目は秋田市周辺の探鳥地ピックアップと撮影技術の向上に努めました。

土地勘がや探鳥の経験が足りないせいか、秋田市内でカワセミを見つけることができず苦戦を強いられました。

Isamu

ある日,川沿いを散策していると青色の姿を捉えました。

残念ながら一瞬の出来事で証拠写真すら撮影できませんでした。

でも確かにあの青い姿はカワセミに間違いないと思います。

存在を確認して一安心です

調べてみると、カワセミの撮影地に関する情報もちらほら。

生息地をネットに載せるのはタブーとされていますが、メジャーな分かりきった場所ならオープンな記事で公開されている場合もあり、初見では助かります。

都市部で暮らすカワセミ

水の澄んだ場所にいるイメージが強いカワセミ。

山の方の渓流に行かないと会えないと思っていませんか?

実はカワセミは町の公園にある池や河川でも観察できます。

カワセミは小魚を食べます。

つまり、同じ小魚をエサとするアオサギを見つければ、そこにはカワセミがいる可能性が高いということです。

・10センチ程度の水深の浅い場所

・池などに川が流入するポイント

・ダム湖に流れ込む河川の流入箇所(バックウォーター)

カワセミは上記のポイントを餌場にしていることが多いようです。

これまで3箇所でカワセミを確認しましたが,流れのない淀んだ場所や暗めの場所にいることが多かった気がします。

現場でカワセミを見つけたときの私の感想は『ネットの情報とぜんぜん違う』でした。

地域性、地形やその他の生き物の分布、などがその場所で生きる野鳥に大きく関係しているのかもしれませんね。

渓流のカワセミ

人里離れた山間部や渓流に生息するカワセミは警戒心が強めです。

水が澄んでいる渓流ではカワセミのエサとなる小魚などが少ないです。

結局は山奥まで行かずとも、身近な公園の池や河川,池などを探してカワセミを見つけることがカワセミ撮影への近道だと思えます。

他ブロガーさんの「マイ・カワセミを見つけよう!」は大変参考になるので読んでおいて損はないです。

秋田でのカワセミの呼び方

秋田ではざっこ(小魚)を獲ることからザッコドリなんて呼ばれるそうです。

カワセミは土のなか1mくらい穴をほってそこで子育てをします。

穴の中はひなの糞などの排泄物でひどい悪臭を放つと言われ、その悪臭からカワセミは「くさんぽどり」とも呼ばれるそうです。

秋田は水の国とも宣伝されたりしていますから、きっと昔からカワセミはよく地域の方々に見られてきたのではないでしょうか!

撮影したカワセミたち

止まりもの

野鳥の撮影では、止まりものと飛びものに大きく分類でき,止まりものの方が撮影は易しいです。

止まった瞬間を狙って、シャッターを切ればほとんど失敗することはないですね。

低ISO感度で撮影できれば、クロップしてもノイズが目立たないです。

撮影場所をよく観察し、シャッタースピードや露光などを調整して撮影します。

400mm ISO200 f/6.3 1/80秒

ピントをあわせて羽毛まで解像させると、生き生きした野鳥を写し出せます。

目にピントをあわせることを野鳥界隈では「アイキャッチ」や「ガチピン」「目を出す」などと呼んでいます。

確かに、目に光の宿った野鳥の写真は生き生きした感じがビンビンに伝わってくるので、できればガチピンで撮りたいですね。

次は、ISO感度が上がり過ぎた場合の写真です。

400mm ISO1000 f/6.3 1/320秒

木陰ということもあり、ISO感度が高まりました。

ISO感度が1000まで高まるとノイズが目立ってクロップすると見てられませんでした。

Isamu

こうして失敗写真を何度も撮るなかで最適な設定は何なのか。どうすれば上手く撮影できるのかを常に考えて撮影しています。

運良く15mの距離で撮影できたカワセミです。

子育て時期だったのかやせ細っていて見ていて心配でした。

飛びもの

飛びものは止まりものに比べて,撮影難易度はグッと上がります。

飛んでいる野鳥をブレずに撮影するためシャッタースピードを速くすることと、ピント合わせの難しさが理由です。

初めて撮影した飛びものは失敗に終わりました。

400mm ISO400 f/6.3 1/250秒

撮影設定の前に,そもそもカワセミの動きが速すぎてピントがあわせられないです。

経験不足もあってか,飛びもの撮影は難易度が高いと感じました。

ISO感度は諦め,とりあえず野鳥がブレないシャッタースピードを色々と試し,どれくらいシャッタースピードが速かったら野鳥が止まって写るか別日に検証してみました。

269mm ISO1000 f/6.3 1/800秒

シャッタースピードを1/800秒まで速くすれば、飛んでいる野鳥が止まり、飛びものが撮影できました。

調べてみると、野鳥の動きを止めて撮影したいなら、1/2000〜1/4000 secは欲しいとのことです。

そのような速いSSではISO感度も上がりそうなので、設定など色々見直す必要がありそうですね。

シャッタースピードを1/800秒でうまく撮れたほうかなと個人的に思っています。

269mm ISO1000 f/6.3 1/800秒

カワセミを見つけてから3〜4ヶ月は週末たまにカワセミポイントを訪れ、撮影に集中しました。

他にも、カワセミの写真はギャラリーにまとめていますので、見たい方は以下のリンクをクリックして下さい。

カワセミ ―Kingfisher

最後に

実際に見るとカワセミは本当に綺麗な野鳥です。

多くのバードウォッチャーを虜にするカワセミを撮影するために、多くのお金を注ぎ込み大砲レンズを購入するカメラマンも多いくらいです。

2021年の目標であった「カワセミを撮影する」を達成できて嬉しい限りです。

秋田の探鳥についての記事を執筆していますので,興味ある方はぜひ読んでください。

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Isamu

最後まで読んでくれてありがとうございました!

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